ひきこもりとは
ひきこもりと8050問題
「さまざまな要因によって社会的な参加の場面が狭まり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期(原則として6ヵ月以上)にわたって失われている状態」をひきこもりと厚生労働省は定義しています。長期化すると、80代の親が50代の子どもの生活を支える8050問題となります。
多様な支援が必要ですが、支援の手は届いておらず、多くの家族が人知れず将来への不安を抱えています。
第17回 KHJ全国大会 in 千葉に参加
11月4日(土)~5日(日)、第17回KHJ全国大会 in 千葉が開催されました。
テーマは「それぞれの人権が守られる社会へ ~ひきこもり法案はなぜ必要か」
全国の支部から有志が集まり、活発な意見が交換される熱い大会となりました。
大会には350名以上の参加がありました。
当会からは、篠田代表の他、相談役、会員の計3名が参加しました。
岐阜市からは、ひきこもり相談室の尾関直子さん、平田亮男さんにご参加頂きました。ありがとうございました。
基調講演『「ひとりにしない」という支援』では、NPO法人抱僕 (ほうぼく) 代表の奥田知志氏の長い経験に基づく貴重なお話を聞かせて頂きました。だれもが名のある個人として自分の物語を生きる権利があり、助けてと言える社会でなくてならないという奥田氏の信念は、多くの人を動かし地域社会を変化させ、地域共生社会を現実のものとしていました。
続くシンポジウムは『生き続けるための法制化』と題して、ひきこもり当事者・当事者家族・支援者から事例や思いをお話頂き、ひきこもりに特化した基本法の法制化の必要性についての話し合いの場となりました。
翌日は、テーマ別の分科会交流会でした。分科会テーマは下記の通りです。当会からは、第一分科会に二名、第三分科会に一名が参加しました。第一分科会では参加者の挙手による活発な意見交換があり、当会も、ひきこもり基本法の早期制定にむけての提案や意見を述べさせてもらいました。
第一分科会 ひきこもり基本法と孤独孤立対策推進法を考える
第二分科会 多様な居場所づくり・多様なつながり方 メタバース体験
第三分科会 親の学びで本人が変わった体験話
第四分科会 生きづらさを抱えている方の働き方を考える
第五分科会 家族会・地域連携(つながり続ける支援体制の構築)
第六分科会 8050等の諸課題と兄弟姉妹の会の意義
大会では、全国の家族会の方々とも交流をし、情報交換ができました。この経験を、今後のより良い活動に活かしていきたいと思います。
新聞報道
岐阜市が「ひここもり相談室」を新設
岐阜市は令和5年度に福祉部内に、「ひきこもり相談室」を設置し、また、有識者等で構成される協議会が設置されます。当会としては、設置されたその活動に注目し、よりよい相談室となるような提言を微力ながらしていきたいと思います。
皆様のご意見やお声もどうぞお寄せください。
(2023年2月25日 中日新聞朝刊)
政治に望むこと
岐阜新聞より参議院選の際して政治家に望む事というテーマで取材を受け、ひきこもり (8050問題) が抱える苦悩を訴えました。この苦悩は、個人の問題ではなく社会の問題であり、その原因は社会のひずみであると当会は考えています。社会で解決する問題としての認識が広まることを願っています。
( 2022年6月27日 岐阜新聞朝刊 )
柴橋岐阜市長がひきこもり問題を公約に
岐阜市長が4本柱の公約を発表し、そのなかのひとつである「寄り添う福祉」の中で、ひきこもり当事者や家族の支援を盛り込みました。
( 2022年1月8日 中日新聞朝刊 )
ドレミファの会から8050問題についての提言
当会の会長が、市政に期待することを語りました。
( 2022年2月4日 中日新聞朝刊 )